LOAD TO LAST MILE

辺境から世界に通用するサービスをつくるラストマイルワークス株式会社の代表小林のブログ。

会社はNGOじゃねぇんだよ

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カンボジアに移住して先月で7年目に突入した。

振り返りも兼ねて久しぶりにブログを書こうと思う。

 

振り返ると本当に色々あった。

移住するきっかけをくれたカンボジア人に裏切られ、

スタッフがストライキを起こしたり、

ひったくりや身の危険を感じるような事件も幾度となく経験してきた。

 

それでもなおカンボジアにいるのは、

こんな世界全体から見たらちっぽけで鼻くそみたいな国から

世界に通用するサービスをつくるというビジョンがあったから。

 

そういう想いを込めてカンボジアのド田舎で起業した時は、

LASTMILE(僻地・辺境)WORKS(雇用・サービス)という社名にした。

 

今はVRという領域でサービスの開発をしている。

とはいえ制作者が搾取されるアウトソース事業ではなく、

あくまでも世界中で使ってもらえるような、

まだ世にないサービスの開発をおこなうという、下剋上ビジネス。

 

それをやるためだけにカンボジアに移住した。

 

だから、若い日本人がカンボジアで調子こいてるのを見ると腹が立った。 

確かに日本人というだけで現地ではモテるし、

物価が安いから羽振りが良くなる。

 

でもそれって、自分の価値が高いんではなくて、単純に周りのレベルが下がっただけ。

その後日本に帰国したとしてもカンボジアにいた経験が何になる?

帰国して現実に直面した時は、既に年を取ったあとの浦島太郎状態。


僕は別に女の子とヤリたくてカンボジアにいるわけでもないし、

日本人コミュニティに入ってお友達づくりがしたいわけでもない。

海外で一緒に頑張っているから~っていう仲良しこよしなサークルもごめん、全く興味ない。

 

だから、昔から現地に友達は少なかったし、

今でもそんな感じで、どうでも良い日本人とは一切絡まない。

ただたたこの6年間は自分自身と対峙して、

どうあるべきか、何をすべきかを考え続けてきたつもりだし、

今後もそれで良いと思っている。

 

お前らと一緒にするな。

新卒でカンボジアに移住したときからずっと思っていた。

 

当時日本で好きだった人よりカンボジアを選んだし、

その他大事だったものは全部日本で売ってきた。

一生に一度の初任給はたったの500ドル。

3人のカンボジア人と一緒に家賃50ドルの汚い部屋で川の字になって寝たりもした。

 

 

原点。

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でもそれで良かったと思っている。何故ならまだ何もしてなかったから。自分の状況は自分が一番わかってたし、日本人ブランドに甘えたくはなかった。

 

 海外に出るとどうしても日本人ということを意識せざるをえないし、

だからこそ、日本人として恥じるべき行為をしているやつらに対しては腹が立った。

 

日本で生まれ落ちただけで、何にもできねえくせに偉そうな面すんじゃねえよ。

勘違いすんなよ。お前がすごいんじゃなくて、

周りのレベルが下がっただけだかんな、

日本がこんなにリスペクトされてるのは、

お前じゃなくて先人たちのおかげだからな。

日本でモテねえヤツがいきがってんじゃねえよ、そう思ってた。

 

しかも、そういう奴に限って「カンボジアのために」とかって言う。

 

 

トライアジア事件をどれだけの人が知っているんだろうか。

まじめにコツコツとやるしか正解はないのに、
人として大切なこと、誠実さや相手を尊重するという心を忘れてしまっている人が

ここには多いと思う。日本で成功するような人はカンボジアでも成功するだろうし、

世界中それは一緒だと思う。

 

きれいごとばかり言って、結果を残してない日本人ばかりだ。

 

僕がカンボジアで尊敬する数少ない日本人の中に中田厚仁さんがいる。

www.youtube.com

カンボジアのために」という言葉はこういう人のためにあるんだと思う。

彼はカンボジア人によるカンボジアのための選挙を目指していた。

 

彼は結果も残した。民主化が一番難しいとされている場所にも関わらず、

投票率が99.9%だったという。

 

来月にはカンボジアでまた総選挙がおこなわれる。

でも残念ながら、彼が目指していた公平な選挙はおこなわれないだろう。

www.nhk.or.jp

 

カンボジアを変えようとしているカンボジア人が支援を止めるように言っているにも関わらず、今回の投票箱は日本製だったりする。

大義はやはり「公平な選挙のため、カンボジアのため」だ。

 

僕はこういう日本とカンボジアの関係が全てを物語っている気がしてならない。

日本人も悪いし、カンボジアという国も悪い。

カンボジアは世界の腐敗認識指数において、180カ国中161位だ。

それだけ政府は腐っている。

 

www.hrw.org

 

今のカンボジア赤ずきんをかぶったオオカミ。

きれいごとばかり言って、結果を残さない日本人は

サムライの振りした単なる落ち武者だ。

 

 

それと、カンボジア人にも言いたい。

ごみを捨てても誰かが拾ってくれる、道路がボコボコでも誰かが整備してくれる、

そんな甘い考えだからいつまで経っても支援漬けの体質から抜け出せない。

 

こんな理不尽な世の中は嫌だけど、

日本とか中国とかが勝手にどうにかしてくれるだろう。

そんな甘い考えでいるカンボジア人もクソだし、

実際に支援している国もクソだ。自分の国ぐらい自分でどうにかしろ。

 

 「愚痴をやめよ。世界無比の三千年の歴史を見直せ。そして今から建設にかかれ」

これは日本の戦後復興を支えた出光佐三の言葉。

 

今回の選挙までの流れでそれが良くわかった。

この国にルールなんてない。

 

でも、1つだけ通用するルールがあるとすれば、

それは「お金がすべて」ということ。 

 

 カジノのVIP顧客による賭け金が国内総生産を上回るのがカンボジア

 

この国ではお金があれば何でもできる。

でもお金がないと救急車に乗せてもらうことすらできない。

 

だからこそ正々堂々と真っ当な金儲けをして、

この腐敗したカンボジアカンボジア人の手で変えさせる。

 

たとえ、社会がどうしようもなく理不尽でも、

頑張ったら報われるという当たり前の環境を用意する。

最先端機器という武器を用意する。

 

 そして、真っ当なやり方で稼いで、

成り上がりの成功事例をカンボジアからつくる。

 雇用を大量に生み、税金を大量に納めさえすればやりたいことは何でもやれる、

それがカンボジアだ。

 

 

会社はNGOじゃねぇんだよ。